私は入行3年目の当時26歳の女で銀行の渉外係をしていました。
仕事内容としては、渉外は外回りの営業職で、私は主に住宅ローンを担当していました。
新しく借入希望のお客様の対応や、他の金融機関で借入中の住宅ローンの借換を推進する係で、他行借入のお客様に借換の説明を行い、借入中の返済予定明細書を元にシミュレーションを作ってメリットを説明し、借換をしていただけるよう案内します。私はそのリーダーも務めていました。
その他、預金大口先の定期預金の期日管理、満期が近いお客様への資産運用の提案、窓口混雑時は応援に入り、個人ローンやカードの販売推進を行いました。
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私の銀行でのノルマの内容
私の会社のノルマは、上半期4月〜9月と下半期10月〜3月で支店に割り振られ、それを係や実績に応じて個人に割り当てる形でした。
支店では、主に担当していた住宅ローンは、借換含める新規案件、融資実行4億を個人へ1億5千万割り当てでした。融資量は純増でみないといけない為、毎月の返済や他行に借換され一括返済された分は、新規案件で金額をカバーします。なので、実際は8億近い新規融資実行を行わなければならず、個人割り当ては3億でした。
その他、資産運用は項目がいくつかあり、私個人は、投資信託1,500万、個人年金保険3,000万、外貨預金1500万
個人ローン(マイカーローンなど)件数で、30件クレジットカード30件などのノルマがありました。
私はノルマ達成するために、職場近くの中小企業に出向き、まずはトップクラスや部署のボス的存在の方と仲良くなり、自由に営業の出入りをさせてもらいました。
また職員とも顔見知りになり、片っ端から声かけをしました。
例えば、1人住宅ローンの借換ができれば、口コミで自分も相談したいと声をかけてもらえるので、数打ち当たるより効率よく推進できました。
住宅ローン以外も同様に、1人実績を作れば相手から声かけしてもらえるので獲得率が上がりました。
窓口応援時は、昼休憩はとる余裕がなくなりますが、来店されたお客様の通帳を見ることができるので、外回りよりも楽に商品提案を行え、獲得率が高かったです。特に誰から教わったわけではなく、考えた末の営業スタイルでした。
ノルマが達成しなかった場合は、ボーナスや昇級に響きます。上半期、下半期と通知表のような形で点数をつけ、点数毎にS〜Dの評価が与えられ、次のボーナスに反映、年1回の昇級の査定に使用されます。
点数は、ノルマに対しての達成率を元に自動計算されます。
ここで問題が、支店長と担当役席には持ち点が5項目に各+2〜−2点があり、個人の頑張りや担当職務の仕事スタイルを評価されます。
各項目につけられた点数が、先の個人実績の点数に加算され微調整されます。
なので、個人実績は達成120%だったとしても、支店全体の達成率が悪かったり、一部は120%だが違う項目が100%に満たない場合は減点され、評価が下がってしまう場合がありました。
私の場合、住宅ローンに特化しろとリーダーを任されたので、住宅ローンは支店全体105%、個人で150%の達成率でした。
私のノルマの達成状況は1項目を除いて120%以上でした。
しかし、住宅ローンに追われるあまり、その他の項目の中で、外貨預金と投資信託は手が回らずに、ほぼノルマ達成できていませんでした。
1人の上司からはそこをつつかれ、渉外の仕事は全部120%以上達成すべきだと減点され、ボーナスへの上乗せがなくなり、次回昇級も難しい状況になりました。
どの項目のノルマも達成できなかった、同じ係の人と同じ評価をもらったため、納得できませんでした。
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私が銀行を退職しようと思った理由
当時は翌年の昇級に向けての査定時期でもありました。
私は推進リーダーを任され、支店長からは住宅ローンに特化するように言われていました。
しかし、支店のノルマは全体に割り振るため、その他の項目のノルマも渉外係という理由で、それなりの金額がノルマとして与えられていました。
私は住宅ローンに追われるあまり、その他の項目の中で、外貨預金には手が回らずに、2つはほぼノルマ達成できていませんでした。
1人の上司からはそこをつつかれ、渉外の仕事は全項目120%以上達成すべきだと言われ、できていないからと減点され、ボーナスへの上乗せがなくなり、次回昇級も難しい状況になりました。
同じ渉外係で、どの項目のノルマも達成できなかった男性行員がいました。私は彼が獲得できなかった金額をカバーしたりしていましたが、そんな彼と同じC評価をもらいましま。さすがに納得できませんでした。
土日も出勤してお客様案内をしたり、平日は毎日残業。たった1項目が足りないからと、下から2番目の評価にされ、私の半年はなんだったのだろうと愕然としました。
窓口勤務の同期は同じ給料でしたが、本来窓口が推進できるはず項目も、渉外でカバーしたりしていたので、不公平感がありました。やってられないと思って転職を考えました。
ノルマについては、銀行入行初日に、営業統括部の部長から、数字が取れないもの食うべからず。給料泥棒だ。的なお話をされました。
なので、企業である以上、ノルマについては当たり前の事だと認識していました。
ただ、ノルマ達成できなかった人と同様あつかをされるのは、やはりおかしいと思っていました。ノルマを評価に落とし込むなら、公平に、がんばったら頑張った分の評価をして欲しいと感じました。
あと、支店全体に渡されるノルマの中で、この数字は無謀だと思えるような数字は渡さないで欲しいと思いました。個人への割り振りが無茶すぎる割り当てになる事も多かったです。
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私は結局適応障害となり退職しました
土日もお客様に合わせ出勤し、平日は毎日残業、昼食はとる時間もなく、毎日の朝一ミーティングが苦痛でした。
毎朝、起き上がるのもつらくなり、食べ物を吐いたり、立ちくらみしたりするようになりました。ある日急に活字が読めなくなりました。医者に行ったところ、適応障害を診断され、病気療養の為に病休をとりましたが、そのまま退職を選択しました。
退職後は、体調が安定するのを待って、いくつか別の職業に就きました。銀行とは全く違う業種を選びました。
実は適応障害から、たまたま採血する機会があり、バセドウ病も発症している事が分かりました。そちらの治療も始まった為に退職せざるおえなくなりました。
ストレスが一番の悪化原因だと言われたからです。
退職したことで、病気の治療に専念できますが、辞めた後に改めて、恵まれた会社に勤めていたんだと感じる事も多かったです。
一番の衝撃は退職後、収入もなくなった中での住民税の支払いでした。
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銀行のノルマで辛いと感じているあなたへ
正直、無理はしなくて良いです。
私たちは所詮、企業の駒でしかないわけで、居なくなったら困るとか、痛いなんて言われても、なんだかんだ代わりの人は探せるものです。
なので、自分の健康を一番に考えて欲しいです。
社会人は身体が資本です。健康と活力をなくして、良い仕事はできないと思います。
当時発症したバセドウ病は今も治療中です。
あの時、自分が頑張らなければいけない!と無理したことで、今も不便が生じています。健康な頃の体が懐かしいです。
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