私は当時４４歳女性で銀行の窓口で働いていました。
仕事内容としては、窓口に来たお客様に対しての貯金、為替、出納業務、窓口営業。
貯金や保険の商品を紹介して、加入するように勧めたりすることでした。
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私が銀行の窓口を辞めたいと思った理由
辞めたいと思った理由は、ノルマが辛いと感じるようになったからです。
ノルマに対する会社の対応にも不満があったというのも理由の一つです。
銀行業務をしている会社の一員であること、窓口営業であるからには、ノルマがあること、ノルマを達成しなくてはいけないという事はもちろん理解していました。
しかし、途中からこのこの会社は職員、職員の家族親戚が一番大きな顧客ではないかと感じるようになりました。
その理由は、ノルマに対して職員が自腹を切るということを頻繁に目にするようになったことです。
ノルマが達成できないために、本当は必要無いのに保険に加入したり、親戚の名前で保険に加入し、支払うのは自分だということをよく目にしていました。
貯金ならば、解約すれば自分のものになるので、自腹を切るということにはなりませんが、保険商品はそうはいきません。
解約をしても自分に全く帰ってこないものも多く、損するばかりです。
そのような光景を目にしているうちに、ノルマに対して疑問を持つようになりました。
この会社は職員が自腹を切っているからもっているのだと感じるようになったのです。
私も、勤めている年数が多くなり、窓口リーダーと言う立場になりました。
何人もいる窓口職員のリーダーと言うもので、後輩の指導が主な仕事です。
それと同時に、窓口職員のノルマの管理もするように言われるようになりました。
正直、そのようなことはしたくありませんでした。
ノルマを上手に達成する職員もいれば、なかなか達成しない職員もいました。
そんな時に、上からつつかれるのは、当の職員だけではなく私もだったのです。
リーダーなのでなんとかしなさいと言うのです。
一番嫌だったことは、会社でイベントがあり、ある商品を販売することになったのですが、それにもノルマが課されました。
しかし、窓口全体でノルマを達成しなさそうな雰囲気になった時、上司に呼ばれて、売れないのならばリーダーとして責任をとって自腹を切るように言われたのです。
その時は本当に嫌になりました。
こんな会社にずっといたくないと思ったこと、上の立場になるにつれて嫌なことばかり増えるのではないかと思ったことが、辞めたいと思った一番の理由です。
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私の銀行のノルマはこういったものでした。
貯金集めのノルマ。
毎月いくらの貯金を集めたか報告義務があった。
ボーナス時期にはそれに上乗せしてノルマが課せられた。
金融商品だけではなく、保険商品も扱っていたので、保険商品を販売しなくてないけないノルマがあった。
上司からは、昔はもっとノルマが多かった今は楽な方だと言われていましたが、私はノルマがキツイと感じていました。
金融商品ももちろんですが、保険商品などは特に厳しかったです。
ノルマを達成できないと、ボーナスから減給されていました。 ノルマの量に対しては自分では減らすことが出来るわけではないので、窓口の職員などと話をしてみんなで協力をしてノルマを達成できるように勤めた。
先に達成した人が、達成していない人にお客を紹介してあげることで協力関係を作ったりしていました。
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最終的にはノルマが、銀行が嫌になって退職しました。
結局、勤めていた会社自体が嫌いになったので辞めました。
上司に自腹を切るようにと直接言われたことが一番のきっかけでした。
その上司もさらに上の部長クラスの人に自腹を切らせろと言われたのです。
このような職員を大事にしない会社にはいたくないと思いました。
銀行を辞めたあとは、しばらくアルバイトをしていました。
退職金で海外旅行にも出かけとても楽しい思い出も出来ました。
そのアルバイトを数年続けたあとは、アルバイトをしていたところの経営者からうちを引き継いでほしいと言われ、そのお店を引き継ぎ自分が経営者になりました。
銀行にいたことは後悔していませんし、当時学んだことが今も生かされていると感じているので、銀行に勤めていたという経験は今となっては良い経験をさせてもらったと感じているところです。
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銀行員でノルマで苦しんでいるあなたへ
新入社員で初めてノルマに対面し苦戦している人も、管理職となり部下のノルマに対して口を出さなくてはいけない立場の人も苦しいと思います。
そのノルマに立ち向かうには同じ職場の仲間の協力が大事だと思います。
ノルマは自分に課せられているものですが、同僚らとの関係を良くし、励ましあい、協力しあえる関係が出来ていると、気持ちが楽になりますし、一人ではないのだと思えます。
同僚らはみな同じノルマを抱えているので、みんなで上司や会社の愚痴や文句を言いあったりしていると、少しは気が楽になります。
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