エステのノルマがきつい！あの頃には絶対に戻りたくありません！大卒23歳女性の実録。

私は当時23歳の女でエステサロンでエステティシャンをしていました。
仕事内容としては、主にお客様に対しては脱毛とエステの施術を行い、それ以外にも電話応対や備品の在庫を管理したり、契約書の作成も全て自分でしていました。

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私がエステティシャンを辞めたいと思った理由

辞めたいと思った一番の理由は精神的に追い詰められたからです。

お客様をきれいにすることが一番と表面上では言っていましたが、実際のところ、この間契約をして下さったお客様に対しても、追加の契約を迫るように上から指示され、お客様に断られると裏に呼び出され、次はこう言ってみたらどうかとまた嫌がっているお客様に対して押し売りのような形でアプローチさせられました。

顔がひきつっているお客様を見ると、私はただの悪人のように思えてきて申し訳なさで胸がいっぱいになりました。
朝礼の後に、一人一人上司に向かって今日担当するお客様の情報を報告するのですが、このお客様にはこの契約をすすめて、このお客様にはこの化粧品をすすめてといった内容まで報告しなければなりません。

もちろん会社なので利益を上げなければ経営が成り立たないことも分かっています。
しかし、そのやり方が詐欺のように思えてきて自分自身を見失いかけました。
お客様をお金としてしか見ていないのが目に見えて分かるので、そんなところに私は属しているのかと思うと早く辞めたくなりました。

女同士の職場ということもあり、私は直接は関係ありませんでしたが、派閥があったりして、表では仲良くしても裏では散々悪口を言うような環境でした。
優しい人ももちろんたくさんいましたが、そういった陰口を耳にするたびに気分が悪くなっていました。

ノルマはありませんでしたが、目標というものが定められており、目標に全然達していない場合は、毎日その日の個人の売上を他の店舗にファックスで送信し、反省文も毎日書かされました。

私の売上が悪いと上司まで私のせいで上から怒られてしまい、心が痛かったです。
女とは思えないほどの暴言も私のせいで上司が言われていました。
さっさ仕事しろや！泣いてすむと思てんのか！と怒鳴っていたことを今でも覚えています。

時には上司が泣いている姿も見ました。
立場上怒られるのも仕方がありませんが、だからといって暴言を言っていいものなのかと思っていました。

このような数々の理由が重なって、毎日が苦しくなってしまいました。
お金のためにと堪えようとしましたが、限界がきていました。
人をきれいにする仕事をしているのに、ストレスからか私の肌はボロボロになり、どんなにいい化粧品を使っても改善されませんでした。
心と体がボロボロになるのを実感し、このままではだめだと危機感を感じたので辞めることを決意しました。

辛かったですが、違う店舗に勤務している同期の友達に悩みを打ち明けていました。
情報を共有して心の拠り所を見つけていました。

後輩には同じ悩みを抱えている子がいたので、仕事帰りに辞めたいと二人で泣いて、仲間がいると思って毎日堪えていました。

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辞める決断をしたのは、、、

肌もボロボロになっていましたし、休みの前日は普通なら嬉しいはずなのに、楽しい休みが終わってまた仕事に行かなければならないと考えてしまって、休みが来ることが恐くなってきたので、このままうつ病になってしまうのではないかと思ったので決意しました。

結婚をする予定だったので、辞めてからはアルバイトとして飲食店で働きました。
本当に今までの苦痛が嘘かのように解放されたので、毎日が幸せでたまりませんでした。辞めてよかったと心から思いました。

辞めた当初は、職場のある駅に降りることすら恐かったですが、辞めてからしばらくして、その時の嫌な思い出も懐かしいなと思えるようになりました。
やっとちゃんと思い出にできたんだなと感じています。
辛かったですがいい経験をしたと思います。

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仕事のノルマが辛いと思っているあなたへ

その仕事に少しでもやりがいを感じているのならもう少し頑張ってみてもいいも思います。
でも、仕事のせいで精神的に追い詰められたし、自分を見失いかけたら、辞めるべきです。
今の仕事よりあなたに合う仕事が必ずあるはずです。
まだ働いて間もないし…と考えて自分を追い詰めないで下さい。
期間より自分の気持ちを体を大事にしてください。
健康はお金では買えないものです。
頑張ろうと思っても頑張れないくらいにボロボロになったのなら自分に甘くなってもいいのです。