食品系コールセンターはマジでブラック企業。精神的肉体的経済的限界を超えました。20歳女性の話。

私は当時20歳女でコールセンタースタッフをしていました。
仕事内容としては、お客様からのご注文を受け、店舗に伝える作業。クレーム対応もありました。他、新人研修や発注業務、データ処理などをしていました。

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INDEX

1 私が食品系のコールセンタースタッフを退職しようと思った理由
2 精神的、経済的理由で退職することにしました。
3 今の職場が精神的肉体的に限界なあなたへ

私が食品系のコールセンタースタッフを退職しようと思った理由

シフト上では8時間の勤務になっているのですが、10時半からの業務で、10時前（とにかく誰よりも早い時間）に出勤して鍵を開け、帰りは午前2時になったりすることもあり、体調を崩してしまいました。休日にも仕事があれば出勤。忙しい時期には全店舗の開店前（10時半）から、閉店後（23時）までのシフトになったりと、激務が続きました。正社員としての勤務でしたが、残業代は出ず、休日手当も早出手当も出ず、有休も、もちろんボーナスも出ない会社でした。正社員の出勤は紙に判子を押すという形になっており、勤務した時間が全くわからないようになっていました。休日はもちろん押すことはかないません。間違って（？）押してしまった場合は、二重線で消され、なかったことにされていました。

私が入社するより前にいた先輩方は、1年間で7人もバタバタと辞めていき、1年で新人研修とデータ処理、発注業務、社内報の作成など今まで3人以上でやっていた業務がそれぞれ1人に割り当てられるようになりました。そうこうしている間に、残っていた人もどんどん辞めていき、新入社員も2週間で辞める始末。一人にかかる負担は増え続けていきました。

仕事自体はそんなに難しいものではありませんでした。ExcelもWordも基本的な操作ができればいいレベルの仕事がほとんどでしたし、話すのが好きな人であれば続くと思います。

ただ、労働環境がよくなかっただけなのです。上司にも地元の会社はほとんどがそんなものだと言われ続け、それをずっと信じていました。学校に直接きた求人だから、まさかこんな待遇の会社だなんて思っていなかったのです。

友人に相談して、そこがおかしいと言われたときに愕然としました。けれど、正社員だから、まだ入社してそこまで年数が経っていないから、と自分を騙しながら仕事を続けていました。正直、ゆとり世代だからと片付けられるのが嫌だったというのもあります。
自分に嘘をつきながら仕事をし続けているうちに、だんだん自分がおかしくなっていくのを感じました。自分が何をしているのか時々わからなくなる。上司に言われたことは耳に入っているが、噛み砕いて言っている意味と意図を理解するまでに時間がかかる。座っていても地面が揺れているように感じる。ひどい頭痛に吐き気。ハッと気が付いたときには、いつの間に買ったのか大量の痛み止めを前に座り込んでいた自分がいました。このままでは死んでしまうかもしれない。そう思って退職を決意しました。

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精神的、経済的理由で退職することにしました。

結局、実家で暮らしていたために、家族に「そんな変な時間に仕事に行って帰ってきて家事もしないようなら出て行ってくれ。」と言われてしまい、食事も喉を通らなくなってしまいました。家から一人暮らしするためには、今の場所の給料（手取り11万あるかないか。自分でノルマの分を買う場合は10万を切る）では生活できないと思い退職の相談をしました。何度も退職時期を延ばされ続け、最初の相談から約半年後に退職することができました。

その後、ハローワークに通って転職しました。他の会社を辞めた人たちも皆転職しています。
今は派遣社員として働いています。ボーナスはありませんが、有休もあるし残業代も出るので、前までと違い充実して暮らせています。時々以前の会社の人に会って話すことがありますが、社員がほとんどいなくなってから、無理な負担をかけないようにするという動きが広がっているようです。相変わらず残業などはなかったことにされているようですが。

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今の職場が精神的肉体的に限界なあなたへ

退職して会社が困るかもしれない、と思う人もいるかもしれません。ですが、それは間違いです。あなたがいなくて成り立たないのならその会社はそれまでの会社ということですし、あなたが会社を成り立たせていた唯一の存在であるなら、もっと他の場所で活躍できるはずです。相手のために自分を犠牲にしすぎることはありません。もう無理だと思うのなら、きっぱりと辞めてしまった方が自分のためです。どうか自分の心と体を大切にしてください。