介護ヘルパーはやりがいあるけど辛い。地位や待遇がまだまだ低いです。患者様の感謝の言葉だけがやりがいでした。

私は当時、20歳で、病院で介護ヘルパーとして働いていました。
仕事内容としては、入院患者様のお世話をしていました。
癌での患者様が多く、年齢も高齢の方が多かったので介護ヘルパーとして、着替えやお風呂、食事の介助などをしていました。

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INDEX

1 私が介護ヘルパーを退職しようと思った理由
2 結局我慢ができずに退職しました。。
3 介護ヘルパーで周りの評価が低く悩んでいる方へ

私が介護ヘルパーを退職しようと思った理由

仕事を辞めたいと思った1番大きな理由は、勤務状態が悪かったからです。

当時勤務させて頂いていた病院では、勤務する病棟の代表の方がシフトを組んで決めていたのですが、毎月決められている日程までに希望を出さないと休みが取れなくなってしまうので、各々メモに書いて代表の机に貼っておくのですが、いくら期限内に提出していても、希望が叶ったことはありません。

看護師の方など優遇され、言えば下働きのような介護ヘルパー職員の希望は何一つ通りませんでした。
最初は、こういうものかなと黙って働いていたのですが、急遽祖母が亡くなり葬儀等で休みを取りたかった時に、｢急に休みは取れない。希望していた日でもない。｣と言われ葬儀に出れませんでした。

急な冠婚葬祭の時にも私達は休むことが出来ず、それなのに代表や看護師の方たちは旅行だ何だって自由にシフトが組まれていた事は本当に1番納得が行かなかったことでした。

他に、介護ヘルパーの仕事では無いことを押し付けられることです。
基本的に介護ヘルパーの仕事は、患者様の身の回りのお世話、補助、介助です。
医療関係、治療、薬などの事には絶対に手を出しては行けないことになっています。

にも関わらず、看護師の仕事のうちのことを頼まれ、断れば怒られ、受ければ責任を問われ、始末書を書かされ、散々でした。
その時に言われたことは、「介護ヘルパーなんてただの雑用係と同じようなもので、下っぱだから。」でした。

確かにオムツ替えなどしていますが、それを汚い仕事だとは思ったことはありませんし、雑用だとも思っていませんでしたので、とても不愉快な気持ちになりました。

こういったような事がたくさんあり、世の中の介護ヘルパーという職業は、職業としても受け入れられない時があるんだと思いました。
きちんと資格もあるのに見下したような言葉をかけられることもあります。
汚い仕事だと言われ、雑用だと言われ、オムツを替えれば臭いと言われました。

私達は自分では何も出来ない患者様のために、少しでも楽になるよう過ごしやすいよう、接してお世話しています。
なので毎日とても悔しい思いをしていました。唯一救われたのは、患者様の感謝の言葉です。

当時から3年たちますが、未だに思い出せば悔しいです。
私がいた職場が極端だった所もありますが、そういった待遇を受けている介護ヘルパーさんも実際に居ます。

介護ヘルパーという仕事は、必ず必要になる仕事だと思います。
なのでこれから改善されて行くことが今の私の願いです。

すぐに辞めるのは自分なりに納得いかなかったので、仕事仲間同士で、何度も話し合い、どうすれば頑張っていけるか考えました。
代表には何もお願い出来ませんでしたので、自分たちで何かするしかありませんでした。

なので、私の時のような冠婚葬祭などの時は、自分たちの中で代わりに出れる人を探し、みんなでお願いに行きました。

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結局我慢ができずに退職しました。。

仕事環境の事で我慢できず、代表に話を持ちかけた時に「世の中どんな状況でも働いてる人が居るのに、こんなことくらいで私を呼び出して、社会性に欠ける。どんな育てかたをしたのか親の顔がみたい。」と言われたことです。

その後は転職し、介護ヘルパーではない営業の仕事につきました。
もともと人と話すことが好きだったので、無理なく勤務しています。
上司の方も、よく私の話を聞いて下さり、仕事の事での相談なども乗って下さったりして、職場環境もいいです。

辞めたことは後悔していません。でも、やっぱり誰かの為に働きたい気持ちは変わらず、もう1度介護ヘルパーとして働きたいとは思います。
次に就職する時は老人ホームや施設でと思っています。

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介護ヘルパーで周りの評価が低く悩んでいる方へ

本当に周りを見渡しても状況は良くないので、嫌な思いしている介護士さんはたくさん居ると思います。
ですが、必ずしも嫌なことばかりではないです。
毎日お世話していると、患者様のことがよく分かるようになり、愛情を持って接することが出来ます。
そうすれば患者様はいつも笑顔で、感謝の言葉をかけて下さいます。
どんなに職場が辛くとも、待遇が悪くとも、患者様のために、喜んで貰うためにと思って頑張れば、患者様はきっと答えてくれます。
それだけが私たちの楽しみ、喜びでした。