私は当時34歳の女で病院で心理士として働いていました。
仕事内容としては、病院に来られた方に対して心理検査やカウンセリングを行っていました。
時にはデイケアのお手伝いや事務職員のお手伝いもしていました。
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私が病院の心理士を辞めたいと思った理由
デイケアや事務職員のお手伝いなどが多く、自分のやりたいこと(心理検査やカウンセリング、家族心理教育など)ができなかったため。
入職した当初は、「心理課」というように自分の部署(心理士の部署)があったが、次第に自分の部署が小さくなり、消滅していった。
そして精神保健福祉士が自分の直属の上司になったが、その人から「デイケアや事務のお手伝い要員。心理検査はしなくていい。他の心理士がするから」と言われ、自分は心理士として見られていないと感じ、傷ついた。
自分は心理士としてもっと力をつけたくて心理検査やカウンセリングをしたかったが、それが自分はさせてもらえなくて、他の心理士が心理検査やカウンセリングなど、心理士として求められる仕事を行っていて悔しかった。
また自分は、その精神保健福祉士が直属の上司になったときに、この病院で何をしたいのか?心理士として何がしたいのか?ということについて聞かれることはなかった。
なんか自分はその精神保健福祉士に都合よく使われているだけなのかな、と思った。そもそも心理士と精神保健福祉士は視点が異なり、専門とする分野も違い、まったく別個の職種なのに、精神保健福祉士を心理士の直属の上司にするという病院側の考えにも不満を感じた。
そしてこの病院は「心の専門家」に対する心理士にそのような扱いをする、ということから、精神科なのに「心」に対して重要視していない、と思えた。
この職場にいたら、自分のやりたいことはできず、心理士としての力もつかず、その精神保健福祉士にとって自分は「都合の良い女」でしかないと思い、自分の中でストレスがたまる一方だ、と思った。
今でも悔しいと思うし、その精神保健福祉士のことは許せないと思う。
また精神保健福祉士という職種に対しても嫌悪感が非常に強くなり、今でも精神保健福祉士とは距離を置きたいと思っている。
今思えば、その精神保健福祉士は「自分は心理士と協力している、チーム医療をやっている」というアピールのために自分を利用したのではないか?と思うが、あのとき精神保健福祉士から言われたことは捉えようによっては一種のパワハラともとれるのではないか、と思える。
また自分が心理士としての資格をもっていないとともに、その精神保健福祉士に対して自分の意見を言うことがほとんどなかったため、精神保健福祉士から見ても扱いやすい女・使い勝手の良い女であるとともに、無資格の能力のない人間に思われていたのではないかと思う。
この職場を離れないと自分の心は良くならないと思い、心理士の求人を探した。転職サイト等に登録したり、心理士の求人が掲載されているホームページをチェックして、気になる求人を見つけたら履歴書を出すなどして応募した。
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私は結局自分の将来を考えて辞めました。
このままでは自分は心理士として成長できない。
今まで心理士としていろいろな経験を積んできたが、その経験が無駄なものになると思い、環境を変えて、心理士としてさらに成長していきたいと思ったから。
そしてこの精神保健福祉士の元で働いていたら、いつか自分の心が壊れるのではないかと思ったから。
新しい就職先を見つけ、採用通知を受けてから、すぐに退職した。
職場には退職の理由については本当のことを言わず、退職することも極力周囲には伏せて密かに職場から身を消した。
精神保健福祉士からの電話は着信拒否にしたし、メールアドレスもこっそりと変えて、連絡がつかないようにした。
あの職場は退職して正解だった。
その精神保健福祉士と離れることができただけでも気持ちが軽くなって、「次に向けて頑張ろう」という気になれた。
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自分が適正に評価されてないことに悩んでいるあなたへ
自分はこの職場でこれからも働きたいのか、自分で自分の心に問いかけてみてください。
それで「もうこの職場にいたくない。他へ行きたい」という思いが少しでもあるのなら、他の就職先を探した方がいいですし、本当に自分がやりたいことに向けて動いた方が断然いです。
逆に、まだ、この職場で頑張りたいというのなら、事務のトップなど、人事をうけもつ人に、今の状況を相談したり、その上司と、うまく距離を置けるように対策を考えるべきだと思います。
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