通信の営業の実態。20歳女性の体験談。もう心身ともに限界でした。

私は当時20歳の女性で通信システムの営業をしていました。
仕事内容としては、一般の個人宅の電話回線に対して、通信システムを販売する仕事です。
電話回線獲得のための営業業務ですから、硬派な仕事です。
顧客に対して、売り込み、納得してもらい、契約してもらう、という営業スタイルで、業績給でした。

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通信営業のノルマの内容

ノルマは、一時間に、何件のお客様に説明するか、午前中に何件の契約をとるか、一日で何件のお客様に説明するか、一日で何件の契約をとるのか、また、説明できなくても、何件のお客様をたずねたのか、毎日、朝礼と夕礼で報告しておりました。

私はノルマ達成するためには、ひたすら合理化、マニュアル道理に動く、という機械的作業が必要だと考えて動きました。
機械的に必死で動かなければ、ノルマを達成することはできません。
人間らしい動きや、思考回路は、時間がかかります。

ノルマが達成しなかった場合は会社内に大々的に張り出されている棒グラフにノルマが達成されていない事が明記されます。
しかも、お給料も少なくなる、というダブルパンチが用意されていました。

上司によっては、朝早く来て、掃除をさせたらいいんじゃない、と言っているチームもありました。
ノルマ達成できなければ、罰則が用意されていました。
ノルマが達成しないと、当然、仕事は終わりませんでした。
何時までも帰れない日が続いていました。

私のノルマの達成状況は、毎日必死で頑張って日々のノルマをクリアして、なんとか達成できていました。
お給料も、ノルマを達成すると、月三十万柄は有ったので、悪くなかったと言えるでしょう。
ただし、ボーナスは三万円もありませんでした。

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私が通信の営業を退職しようと思った理由

ノルマが辛くて辞めようと思った具体的なことは、毎日必死で続けなければノルマをこなせない、というところです。
人間ですから、調子の悪い時もあって当然です。
人間らしい分部が少しも認められない、というノルマの辛さ、追い込まれすぎて、限界を超えていました。

一分の隙も無い程に、管理されれば、嫌になって当然ともいえると思います。
ノルマで人を縛り、勤務時間のすべてを拘束したい雇い主だと軽蔑しました。

ノルマについては悪いことばかりではないとは思っています。
最低限のノルマは必要です。

しかし、有給も使えない、休日出勤は当たり前、新婚旅行に出かけるために、週休一日に切り替えて半年分の休日を貯めてから、新婚旅行に出かけた先輩を見て、やめようと思いました。

普通ではない会社だったのでしょう。
今でも、新人さんが毎月入ってきて、毎月辞めていくという驚きのスタイルは以前のまま続けられ、ノルマも今までと同じようにあるようです。
融通の利かないノルマは機械向けです。

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私は我慢の限界を超えたので退職しました。

未来が無いと感じました。
新婚旅行に行くために、週休一日をつづけた先輩や、熱が出た子供がいるのに仕事を休めなかった先輩を見て、ここには長くはいれないし、いたくないと思いました。

その後別の職種、業種に転職しました。
残業代が支払われて、ノルマに追いまくられない平和な仕事も世の中には存在するということで転職して分かりました。
本当に嬉しかったです。

本当に早めにやめて良かったとしか言いようがありません。
といいますか、ひどい会社に入社したものだ、という自分にも責任を感じてしまいます。
以後、間違いに気づきましたら、早めに退職することを心がけるよう注意しています。
我慢が必要ない場合が確実にあります。

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通信の営業で悩んでいるあなたへ

早く他の良い職場を探すよう、アドバイスします。
できるだけ、次の仕事を探してから退職する方がスマートです。
「会社をすぐにやめたの？」と訝られることも有りますが、がんばって乗り越えましょう。
より良い未来のために、人間らしく働ける職場、きちんと労働基準法にのっとって仕事出来る職場に出会えるように全力を尽くして下さい。
良い職場には、良い仲間がいる物です。
努力は、かならず報われます。
努力しているという時点から、向上しているのですから。

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