私のコンサル会社の営業方法！飛び込みで余りに辛く退職。22歳女性の体験談。

私は23歳の女でコンサルティング会社の営業として働いていました。
仕事内容としては、社長や役職のある人、または企業の教育を担当している人に対して、社内の問題を解決するための研修やセミナーのご説明をすることです。

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私がコンサルティング会社の営業を退職しようと思った理由

やめたいと思った理由は、企業理念が「やる気・努力・根性」のような会社だったからです。
もちろん、やる気と努力は大切ですし、向上心は必要だと思います。ただ、根性があればなんでも出来るというような考えが社内に漂う感じに始めから苦手意識をもっていました。

入社してすぐ、新人の研修として個人対抗・営業所対抗・エリア対抗の営業活動がありました。やり方は至って簡単です。「飛び込み営業」です。
他の社員がいっていないであろう企業に片っ端から飛び込み、名刺交換をしてもらう。そして、話を聞いてもらえれば１ポイント、名刺交換した人の役職に応じてまたポイントが加算といったもので、朝礼後から終業時間までただひたすらに飛び込みます。
門前払い当たり前、怒られることもありました。それでもやらなければ会社に戻ったときにOJTにフィードバックされる…人間不信になりながら、１週間耐え、乗り越えるしかありませんでした。

それが終わると電話研修が始まります。始業から終業まで割り振られたエリアの企業という企業に電話をかけ、アポイントを取る、かけた件数とアポイントの件数でまたポイントが加算されます。
一日に書ける件数は150件近く。ただがむしゃらにかけまくります。電話をかけるだけではアポイントは取れないので、かける前にその企業について調べて社長の名前を調べて、こんな教育を必要としていないかという目的を決めて、電話をします。

社長がダメなら、役職を下げていき、教育担当などとにかくアポイントがとれるチャネルまで確認をとります。よっぽど反応が悪くなければ、翌日、また翌日と繰り返さなければなりません。
なんとかアポイントを取るために手紙を書いたり、資料を送ったり、電話をしてなんらかのチャネルと話せたら、電話を切ったあとすぐさまそちらの会社に向かいます。直接名刺交換をし、資料を直接渡す…とにかく昔ながらの営業のやり方を未だにとことんやり続けている会社に勤めていました。

会社外で営業活動をしても手応えが無く、やってもやっても相手にされず、会社に戻るとOJTや同じチームの先輩や上司にフィードバックされ、とにかく自信がどんどんなくなり、モチベーションを維持することが難しくなっていました。

弱すぎる、我慢強くないと言われてしまえばそれまでですがストレスから高熱が続き、その後は喘息が悪化してしまったり、体力も精神状態も消耗しまくり、仕事も休みがちになっていきました。

余りに辛すぎて、同期にたくさん相談しました。それでも体調面がどんどん崩れていき、追い込まれていきました。
そこで、図々しく生きようと決めました。体調が悪いときは休む。会社にとったら迷惑だったと思いますが、
自分が倒れたら終わりだと思い、まずは自分の体と心のケアにつとめることにしました。

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結局は心身ともに限界を超えたため退職することに

 やめる決断をしたのは、とにかく不調が続いたからです。
プライベートでもいろいろな事が重なり、全身に原因不明の湿疹が出てしまい、夜も眠れないほど痒く、洋服を着ることも出来なくなってしまいました。

そこまでなって、もう体と心は限界を迎えていると痛感し、当時交際していた彼(現夫)が結婚を決意してくれ、退職し、専業主婦になることにしました。

専業主婦となり、夫のサポートをすることが仕事になり、だいぶ心に余裕ができました。
悪化していた喘息も落ち着き、湿疹も改善、ストレスから食事が摂れなかったのも改善し、少しふっくらしました。
「そんな人、どんな会社に行ったって続かない」と言われたらそれまでですが、私はやめてよかったと思います。
営業職自体は少し慣れ、担当企業のお客様には可愛がってもらい、仕事も出ていたのでお客様も残念だと言ってくれていたし、
会社側も残ってほしいと言ってくれていたので心残りはありますが、それ以上に自分を大事にすることを選んだことに後悔はありません。

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飛び込み営業が余りに辛いと感じているあなたへ

辞めたいと思っているのは決してあなたが悪い訳ではありません。
もしかしたら、あなたに合う会社は他にあるかもしれません。
そこに留まるも離れるもあなた次第です。
しかし、あなたの人生は決して仕事のためにある訳ではありません。
あなたの人生はあなたのためにあるのです。
当然、あなたの人生のために働くことは優先度の高いことかもしれません。
ですが、無理をして、心が壊れるのを見て見ぬ振りをしてはいけません。
人生七転び八起き、一度リセットをしたら見えてくることもあります。
自分のために、自分の人生のために、社会や会社のことを考えず一歩を踏み出してください。