コンビニのマネージャーの給料はいいけど仕事が大変。家に帰れませんでした。30歳女性の体験談。

私は当時30歳の女で3人の子どもを育てる、シングルマザーだったためコンビニエンスストアのマネージャーとして正社員で働いていました。
レジ接客、従業員指導、従業員のシフト作成、売上金の送金、商品陳列、商品発注、等のコンビニ全般の業務でした。

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INDEX

1 私コンビニの正社員を退職しようと思った理由
2 結局辞める決断をしたのは労働時間です。
3 労働時間が長くて悩んでいるあなたへ

私コンビニの正社員を退職しようと思った理由

最初は子供がいるからということで朝９時から夜の8時までという約束で入社しましたが、働き始めて２年後には２４時間働くことも多々ありました。オーナーに時間を少し調整できないか？と相談しても、自分でシフトを組めるならいいよ、とか、それだけ給料払っている、などと、まったく相手にしてもらえませんでした。シフトをうまく調整できるほど従業員を使っていませんでした。オーナーいわく、従業員は最低限の人数しかとらない、ということでした。私の給料については、確かに女手一つで子供３人を育てていくには十分な額でした。

私は子供たちのために働いていたつもりでしたが、子供達と一緒に住んでいるのに、会える時間がありませんでした。逆に子供たちには申し訳ない気持ちでした。
入社する前は、子供の学校行事には参加していい、という話でしたが、それもぜんぜん守られませんでした。自分でシフトが組めるならいい、の一点張りでした。従業員が最低人数のためシフトは調整できず、運動会も、授業参観も、１５分ほど見に行ってまたすぐに職場へ戻る、といった感じでした。

また、５ヶ月間１日も休日がないときもありました。コンビニは毎日一日の売上金を本部に送金しなければならず、その業務はパートやアルバイトにはまかせることはできませんから、自分でやるしかありませんでした。休みの日には、送金だけをしに行ってました。
どんなに忙しい時間でも２人体制だったため、レジから動けないでいました。そこへオーナーがやってくると、掃除ができていない、駐車場にゴミが落ちている、トイレが汚い、売り場がフェイスアップできていない、商品の陳列がおかしい、などなど言われました。

せめて３人体制なら、レジは２人にまかせて、私は他の作業に付けるのですがそれもできませんでした。オーナーは勤務時間終了後にタイムカードをきってから、できていない作業をするよう、私に言いました。素直に言うとおり働いていました。なので、サービス残業というのですかね？いつまでも家に帰ることはできませんでした。

当時、私の彼氏は（今の旦那）見るに見かねて、仕事をやめて結婚しようと言ってくれました。オーナーに結婚するので仕事をやめると告げると、これからは子供たちに合わせた勤務時間にするから、やめないでくれと・・・。今更何言ってんだ！と思い、私は「やめます」で最後まで通しました。
二度とコンビニのマネージャーなんてやりたくないです。ブラックです。

自分なりに改善しようと、オーナーに何度も相談しました。また、子供の学校行事などの時は、従業員にもなんとか頼み込み１時間だけでもシフトに入ってもらえないか、頼みました。転職も考え、育児をしながらできる仕事を探しました。在宅ワークなども探しました。最初は正社員で探しましたが、田舎のこの地域ではなかなか見つからず、次第にパートでもいいからと、必死にインターネットや広告などで仕事を探しました。経済的な面は心配でしたが、あの時はとにかく子供たちとの時間が少しでもいいから欲しかったです。

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結局辞める決断をしたのは労働時間です。

やはり辞める決断をしたきっかけは労働時間です。また働いている時には気づきませんでしたが、今思えばパワハラだったと思います。オーナーに対して反論できない状況でした。それだけの給料は払っている、といわれると何も言えませんでした。休日もほとんどなかったこともやめたい理由の一つでした。当時の私には働いている時間と睡眠時間、それ以外の時間はぜんぜんありませんでした。再婚を機にやめましたが、再婚の話がなくても続けていくのは、精神的にも無理だったと思います。

再婚し、再婚相手が自営業だったため、私も一緒に働いています。空いている時間に在宅ワークなどをしています。
今振り返ると、子供のためにもどうしてもっと早くやめなかったのか、と後悔しています。当時子供たちもおかしくなってしまっていたので、かわいそうなことをしました。

コンビニの仕事を辞めてからは、子供たちにご飯を作ってあげられたり、一緒にご飯を食べることができます。子供たちも徐々に精神面が回復しました。今がとても幸せです。あの当時を振り返ると、地獄のような日々だったなあ、と思います。もうやめてから４年も経つというのに、そのコンビニへ買い物に行くと、お客さんたちから「これから出勤？」なんてよく聞かれます。それほど、お客さんから見ても、ずっとお店にいるイメージなのでしょう。

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労働時間が長くて悩んでいるあなたへ

この職場だけが仕事じゃないです。そして、一番大切なのは、お金よりも大事なものがあります。「それだけの給料をこっちは払ってるんだ」とオーナーにいわれると、オーナーに何も反論できないということはパワハラです。あなたが受けているのはパワハラです。一種の洗脳のようなものにかかっています。市役所や、法的な場所に相談しませんか。仕事はそこだけではありません。自分に合う仕事、職場が必ずあるはずです。

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