私は当時18歳で歯医者で歯科助手をしていました。
仕事内容としては、歯医者での受付業務や先生の隣について助手をして器具を渡したり、患者さんの誘導をしたり。時には患者さんのお口のケアをするときもあります。
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私が歯科助手を退職しようと思った理由
うちは母子家庭でしたが、母は私に不憫な思いをさせないようにと一生懸命仕事をし、専門学校や大学も行きたいなら行っていいよと言ってくれていました。
ですが私は高校を卒業したら就職し母に少しでも楽をさせてあげたいとその思いで就職活動をし、同じ市内にある町の歯医者さんに面接に行くことになりました。
その歯医者さんは堅苦しい面接もなく来てくれた子達は即採用という形でした。
今思えば雇っても色々な理由で辞めていってしまうので人数制限なしで即採用してきたんだなと思います。
私が働き始めたときもほかの従業員の方はもう数十年働いている方ばかりで毎年募集はしているようなので、新人は出たり入ったりを繰り返しているんだという印象でした。
実際働き始めて辞めたくなる理由もわかりました。
家族経営の歯医者ということもあり、院長先生は特に何か発言することはなくその奥さんは経理などをしていてたまに歯医者を見に来るくらい。
でも来たらきたで儲けることしか考えていないような発言ばかり、(今日はこれしか患者さん来てないの？もっと来るようにお掃除を増やしなさい)ようは歯科衛生士の先生に、患者さんが毎週歯のお掃除にきてくれるようにカルテに書くようにと、おかげでその歯医者の大半は歯のお掃除、歯石取りの患者さんばかりで午前中だけでも50~80の患者さんが来ていました。
治療も終了ですよ！ということがなく、虫歯の治療が終われば歯のお掃除…と繰り返していたと思います。
そんな儲け儲けの仕組みに嫌気がさしたのもありますがもっと辞めたくなったのはその奥さんの妹です。
その妹が現場監督の役目の歯科衛生士で中を指揮っていました。
なんだかどこのなまりかはわかりませんが方言を話し、気が強く自分が不機嫌な時は周りに当たり散らし、患者さんも絶対嫌な思いをしていたと思います。
自分が気に入っている患者さんには男女関係なくベタベタ触りながらハイテンションになり、若い男性にもそうだったと思います。
確かに技術はあるだろうけど、それじゃあついてくる人はいないだろうなという自分中心の自分勝手な行動のおばさんにストレスが溜まり、でも歯科助手の仕事は好きだったので周りの新人が辞めていく中２年は頑張りましたが２年目になり受付業務の仕事を教わるようになり初めてのことばかりで戸惑っていると(お前は本当に覚えが悪いな！もういい、下がってろ、勉強せんからやろ！)と怒鳴られ、私がどれだけ勉強し頑張ったかも知らないくせにと怒りが最高潮になりその場で辞めますと言いました。
なんの知識もないところからのスタートだったので、学生の頃よりも勉強をしたし、本も嫌いだったけど歯についての参考書などを読み頑張りました。
結構顔に出るタイプなのでいつもニコニコするように心がけたと思います。
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結局その発作的な反応で退職することになりました。
たった１人のおばさんのせいで人生変わりました。
18で働きだし何もわからないのにあたかも私が悪いような言い方をされ、社会ってこんなに辛いんだとこんなに理不尽なんだと思いました。
あんなに自分中心の自分勝手な人を初めて見ました。
怒鳴り散らされ、できないからとグチグチ言われ感じたことのないストレスが溜まり、仕事に行く前もお腹が痛くなったりしてトイレにこもったりなど当日本当に大変だったし、辛く苦しかったです。
今ではもっと耐えられたんじゃないかと思います。
歯医者を辞めた後、別の業種に就きもっと体力と精神的に大変な仕事をするようになって、歯医者の頃のことを思い出すとまだ何も知らないひよっこだったし辞めるしか方法がなくそのような結果になったけど、きっと自分の可能性をもっともっと出せばそのおばさんとの関係も自分のストレスも緩和出来たんじゃないかなと思います。
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