私は当時24歳の男で重工業の営業兼事務職をしていました。
仕事内容としては、大阪府や滋賀県の取引先から仕事を受注し、見積額を計算して相手先の了承を得たら、現場へ仕事内容の図面を流します。
完成した鉄鋼系の部品を、現地までトラックにて運搬します。
営業事務として、受注した書類の整理や、相手が要求する図面の製作も実施していました。
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私の会社のノルマの内容。
新規の取引先へ飛び込み営業はなく、すでに決まった取引先とのやり取りでした。
ノルマは、取引先の仕事を可能な限りすべて受注して、徹夜をしてでも、すべての仕事をその日のうちに処理する事でした。
膨大な量を2名でこなしていた為、毎日早朝から深夜まで働く事になりました。
一度、発注量が爆発して納期遅れを繰り返した事があり、自社の幹部が取引先の幹部と仕事量についての調整を話し合った事がありました。
ノルマは取引先の発注をすべてその日に処理する事である為、毎日深夜まで、その処理に追われていましたが、受注量が爆発したので大変な事になり、ノルマをこなしていたにも関わらず、大変な叱責を受けました。
またノルマを達成しなかった場合ですが、そもそもノルマが達成できないということは、その日の発注を処理しなかった場合であり、そんな事になれば、家に帰してはもらえません。徹夜です。
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私が仕事を辞めたいと思った理由
辞めたいと思った理由は、毎日早朝から深夜まで作業をし、
ノルマを達成するのが当たり前で、それで頑張り過ぎても、発注量過多で現場がパンクしてしまい、あらゆる部署から苦情が来ます。
達成しても報われません。
営業職は、残業の定義が曖昧であり、深夜残業は一切支給されていませんでした。
入社当初、土曜は隔週休みの契約でしたが、土曜はほぼ1日仕事があり、実質、日曜しか休みがありません。休日出勤手当もありませんでした。
バイト以外で、社会で働いた事がなかった為、社会人とはこれが普通だと思い、必死に働いていました。
自分だけでなく、営業職の社員はすべて膨大な残業をしていますので、凄まじく辛いですが、それが当たり前となっていました。
また、営業職は飲み会等がほぼ必須であり、仕事が大量にあっても、飲み会には参加せねばなりません。
飲み会が終わった深夜に、会社に戻って書類整理をする事も多々ありました。
そんな状態ですので、毎日毎日ひたすら睡魔に襲われており、いつかトラック運搬時に事故を起こす可能性が高かったです。
実際に、自分が入社する数年前に、営業職の社員がトラック事故を起こしてしまい、最終的に退職しています。
プライベートなどまったく存在せず、ただ仕事をこなすだけの毎日でした。
元々、興味のある仕事というよりは、通勤の便利さや隔週土曜休みに惹かれて入社した為、モチベーションがただただ低下していきました。
契約時と違い、事実上の土曜は隔週休みではありませんでしたし。(雇用契約上の年間休日は、土曜隔週休みで正月お盆も含まれていました)
正月やお盆も、忘年会、新年会、大掃除や飲み会等が開催されており、実質の休みが少なかったです。
当然、その時の休日出勤手当はありません。
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結局体調不良で退職することになりました。
とにかく初めて働いた会社でしたので、最悪でも三年は頑張ろう!と思っていました。
ことわざで「石の上にも三年」という言葉もある通り、三年以下で挫折しては根性や努力が足りない!
と思われるのが嫌でしたから。
過酷で膨大な労働時間であった為、まず睡眠時間を確保しなければならなかったので、
朝食と昼食を抜いて、昼休み中も作業をしていました。
とにかく地獄でしたので、改善する為に何かをできず、毎日を乗り切るのに必死でした。
最終的にその会社を辞めた理由は、栄養失調で倒れたからです。
倒れる数か月前から、身体も精神もボロボロでしたが、
三年以上は一つの会社で踏ん張り続けねばならない!という断固たる決意を持っていた為、何とか耐え続けていました。
そして、ついに倒れてしまった為、会社も休む事になるので、これ以上は戦力にならないだろうし、倒れるまで戦った!という自分なりのケジメがついたので、いざ退職に踏み切りました。
辞めた後、中小企業や下請け会社の悲惨さを目の当たりにしたので、
給料は安かったですが、有名なグループ企業へ転職しました。
まだ20代中盤だったし、事業拡大の為、社員を大量募集していたので、
予想よりもあっさりと就職できました。
再就職先の業種はサービス業で、休日が一般の社会人とは合いませんが、元々遊んだりする友人も少なかったので、その点に不満はありません。
お盆や年末年始は当然出勤ですが、閑散期に三連休ぐらいは何とか取れるので、前の会社に比べれば、遥かに楽になりました。
結果として、当然転職して正解でしたが、再就職先の仕事を楽しいとは思えません。
一般客からの意味不明なクレームが多い業種でしたので、人間不信になるし、
信じられないくらい人に対して怒りやすくなってしまいました。
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まず、転職は決して良いものではなく、自分と似た理由で退職する人は、生涯年収が転職前よりも低くなる可能性が極めて高いです。
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しかし、ほぼ自分と似た境遇であった場合は、間違いなく転職をお勧め致します。
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