保険の営業ノルマがきつい!毎日終わりが見えませんでした。24歳女性の体験談。

 

               
             

 

私は当時、24歳女で保険の営業をしていました。
仕事内容としては、職域をまわって、個人のお客様に保険各種を売る仕事をしていました。その他、採用活動や提携会社の保険商品なども売っていました。

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私が保険の営業を退職しようと思った理由

まず、辞めたいと思った簡単な理由ですが、ノルマを追うのに疲れたからです。

営業ですので、数字目標があるのは当たり前。
売れなくても、保証されたお給料をもらうことはできますが、だからといって数字を追わないわけにはいきません。

上司や先輩、チームの皆から尻を叩かれるので、走ることをやめられません。
そういう汲々とした活動に疲労しました。
自分ができてないと、チームの皆にも迷惑をかけるので、チームリーダーから毎朝の打ち合わせで、今日の引き受け額は? と聞かれるのがだんだん苦痛になってきました。

一つ締め切りが終わっても、そこからまたすぐ次の締め切りがやってきます。
それがもうエンドレスで、ゴールのないマラソンをしているように感じました。

息をつく暇がなく、頑張っても頑張っても終わらないというのは地獄です。
朝も早くから、夜も遅くまで、仕事にあけくれて、肉体的にもとても疲れます。
ですが、一番辛いのは契約を取れてほっとして、一つの締め切りを無事終えたときですね。
一般的に無気力症候群なんていうのかもしれませんが、ほっとして気が緩む。

ですが、そのときにはもうすでに次の締め切りが迫ってくるので、そのことを思うと本当に心が萎えます。

そして、もう一生これが終わらないのかと思うようになります。
大げさなのですが、本当に絶望します。

もうお客さんのところに行きたくない、保険の話もしたくない、無理やり笑顔つくるのも疲れた、となってきて、それでも義務感や責任感から仕事場へ向かいますが、一度もういいやと心が折れるとあとはもう開き直りみたいになって、まったく契約をとれなくなる、とろうとしない、ような状態に陥ります。

そうするとまわりからのあたりも激しくなってきますので、ますます落ち込みますよね。
その落ち込み方は、自分ができてないという罪悪感と、自分がダメでダメでどうしようもない人間に思えてくるやるせなさ。
よくテレビアニメなんかで、悪役の人が嫌われてるようすがありますよね。
その悪役になってしまった気分でした。
つまり、自分は、もう光の側の人間じゃなくて、闇の側の人間なんだなんて思うこともしばしばありました。

そうしてだんだんと精神が病んできて、実際、おかしくなる人もたくさんいる職場でした。
意味のある、意義のある仕事だとは思います。

ですが、エンドレスに続く締め切りに耐えられる精神力を持ち合わせた人でないと、やりきれない仕事です。

これではダメだと奮起して、自分から目標数字を追うように心がけました。

なかなか難しいことですが、意識を変えることによってだいぶモチベーションも上がるもので、全てはモチベーションなのだなと思いました。
モチベーションがあれば、心も軽やかになります。

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それでも結局退職しました

結局、最後まで成績は出し続けて、辞めなくても良かったのですが、やはりエンドレスに続く締め切りには絶望をいだいてましたし、プライベートの時間が平日にはほとんどないのが自分には合わなかったです。

私にはほかにもやりたいことがあったので、辞めました。

結論的には辞めて良かったです。
ただ、がんばってきたからこそそう思えます。
ただきつい、つらい、だから辞める。
では、逃げてるだけです。
ですが私の場合はそう思いながらもやることはやってきた、成績は出してきたので、転職するときも清々しかったです。
逃げるのではなく卒業なんだと、言い訳がましくでなく、本当にそう思えて満足しています。

そして、そのことを踏み台にして今は楽しく仕事ができています。
辞めるときには、その辞める動機をよく自分の中で考えるのが大事なんだなと思いました。

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ノルマが辛いと悩んでいる営業職の方へ

その辞めたい理由は、あなたの中で逃げなのか卒業なのかを、はっきり見極めたほうがいいと思います。
どんな理由があろうとも、今その、会社にいることはあなたが選んだこと。
その会社で働いている責任と義務があるのですから、辞めたいと、思っても腐らずに、まずは自分の仕事をきっちりこなすことです。

そのうえで、冷静に自分の将来を考えましょう。
やりたいことが他にあるのなら転職すればいいと思います。
自分の能力を活かせて、お金を稼げる方法があるかもしれません。

             

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