女性で保険の法人向け営業は大変で辛い！ノルマで職場の雰囲気が悪く退職！40歳女性の体験談。

私は当時、40歳の女で生命保険の営業をしていました。
仕事内容としては、法人会に所属している中小企業の会社経営者に対して直接訪問し、法人向けの企業保険を提案する営業の仕事でした。

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INDEX

1 私が保険の営業を退職しようと思った理由
2 営業へのやる気がなくなってしまい退職しました。
3 職場の労働環境が納得できないあなたへ

私が保険の営業を退職しようと思った理由

この保険の仕事をやめたいと思った一番の理由は、相当な精神力や営業力が必要な仕事のわりにそれに見合う給与や賞与が出ないためです。

企業向けの保険ということで年間に支払われる保険料の額は100万円を上回ることのが多いです。
しかし、給与は通常の会社の事務員レベルで、なおかつノルマを達成したとしてもたいした報奨金や賞与が出るわけでもないため、むしろあまり営業成績が上げられない人のほうが他に行っても仕事が出来ないために長続きするのではないかと思いました。

職場の環境は、女の職場に男性所長が一人という場所でいかにうまく社内で営業するかがわかっているような人のほうが、実際にそれほど営業成績を残せていなくても会社のほうで取ってきた方が契約をつけてもらったりして長く生き延びているのを見たり、ベテラン営業女性の方からそのような話を聞いていてすごく馬鹿馬鹿しく思いました。

全く営業の仕事の出来ない方がなぜか突然に大きな金額の成績があがったりすることがわりとよくあったので、離籍率の多い会社の中で何人かでも残していくためには、うそでもいいから営業成績を上げさせなければいけないんだなと思いました。

営業所長にこのことに対しての不満を伝えたら、

「そんなことを考えていても何にもならないし、大体そんなことの証拠がどこにあるの？」

と言われ、すごくわり切れなくて嫌な気持ちになりました。
そして、この業界ではこれがあたりまえなのかもしれないなと思いました。

それまでは、まともに営業の仕事をしてきたために、こんな言葉を聞いた時に自分がこの会社を選んだのは間違えだったんだなと深く反省し、さっさとこの会社から出てしっかりした会社を探そうと思いました。

新入社員として入社した当時はある程度の年数を経つまで、採用した所長が辞めないように上手に育てて手厚くしてくれるのですが、１年を過ぎたあたりから急に扱いが変わってきて平気で会社の裏側を見せてそれを理解させるようなことをしてくるため、会社に行くのも嫌になりました。

それでも仕事を途中で投げ出すわけにいかなかったため、何とか営業成績をあげていたらベテランの方から

「あんた、なんのためにそんなことしてるの？この会社でそんなにやっていたって意味無いよ」

といわれて愕然としました。
辞めることに決めたとたん、本部の事務員がそれまでよりもさらに態度が冷たくなって、職安に出す書類の都合で退職理由をきいても「詳しくはよく知りません」と自分には関係ないとでも言うような対応でした。

自分がこの会社の本質を見抜けないで入社したことがとても腹立たしく感じました。

それからは、あまり何も考えずにとりあえず会社の仕事を適当にこなすだけにしようと思いました。
一生懸命やっても結局はむなしい思いをするだけなので、適度に外から見てやっているふりをしてやり過ごそうとかなり適当に活動しました。

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営業へのやる気がなくなってしまい退職しました。

営業成績の査定のタイミングで、あともう少しだけ挙績をあげられれば、お給料が少し多くもらえる状況でしたが、やる気が完全に失せてしまったため、それ以上は仕事を続けていこうとは思えなくなってしまったためです。

辞めた後は、しばらくゆっくりとし、失業保険をもらいながら心も身体も回復させました。

今振り返っても、全く辞めたことに対する後悔はなく、あの時に辞めて本当に良かったと思っています。
もし辞めてなかったら自分自身が完全に腐ってしまったんではないかと思います。
今はフリーになって大変ながらも楽しく毎日仕事をしています。
自分の判断で仕事を選べるため、わけのわからないことで頭を悩ませる必要がありません。
今は自分で納得できる仕事をできるようにベストを尽くしてできるだけ楽しく仕事をするようにしています。

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職場の労働環境が納得できないあなたへ

人生は一度きりなのだから、お金のためだと思って自分を裏切りながら自分に合わない仕事をして過ごすよりも、たとえ大変であっても自分に合う適職を探して、その仕事を夢中になりながらやるようにした方が人生が豊かになるし楽しいと思います。
仕事をすることは女性であっても、生き方と直結することなのでとても大切です。
自分のポリシーや大切にしているものは何なのかを考え、自分を大切にして仕事を選んでいくことをおススメします。