私は当時29歳男性で内装資材の営業をしていました。
仕事内容としては、内装工務店や職人さんに対して、壁紙や床材等の販売をしていました。
単に販売だけではなくお客様とインテリアの打ち合わせを行ったり、作業現場での実測等も行っていました。また、マンション等の現場となると、収める材料も必然と多くなる為現場搬入も行っていました。
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私が内装資材の営業を退職したいと思った理由
辞めたいと思った理由は、将来のことを考えた時に明確な人生設計が見えなかったこと、怪我をしたことによる体調面の不安が理由です。
上司と話していた時に偶然給与の話題になり、金額を聞いたところ役職付でもそこまで給与が変わらなかったことが分かりました。
その上司の方は30年以上のベテランの方でしたが、私と給与がそこまで変わらないことに大きなショックを受けました。
この時に、どれだけ頑張っても評価してくれない、給与も上げると言われても反故にされた、と言われました。
この話を聞いて定年まで働けるか疑問に感じました。
仕事としては好きだったのですが、生活をしていく上で給与は切り離せないものです。まして家庭を持っていたので、養っていく上で不安に感じました。
もうひとつは怪我によることが理由です。
営業職で入社したものの、営業だけでなく現場搬入も仕事の一つでした。
一人で持つものは重くて70kg程度の床材商品を肩に担いでいました。
ある日、現場での納品中に商品を持ち上げようとした際に腰に激痛が走り、しばらくその場から動けませんでした。
その日は仕事が遅く病院に行けずじまいだったのですが、後日検査をした所椎間板ヘルニアと診断されました。
医者からも重たいものは持たない様にと念を押されていましたが、怪我を理由に異動を申し出たところで受け入れてもらえず、仮に内勤に異動となれば営業に戻らせてもらえないことも理解していました。
別の事業所にいた上司の方がヘルニアによる休職後内勤となり、営業に戻してほしいと社長に直訴しても受け入れてもらえませんでした。
その話を知っていた為ヘルニアを押して現場納品等の仕事をこなしていました。
この時に体のあちこちを壊してまで仕事を続けることに不安を覚え、結果退職を選びました。
内装業界は表向きは華やかな業界ですが、その裏では3Kと呼ばれるような仕事内容で材料費や工賃が安く買い叩かれる劣悪な環境がほとんどでした。
このような複合要因があり退職しました。
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内装資材営業のノルマについて
ノルマはありました。
月ごとに目標金額が設定されていました。
また、目標金額とは別に自社製品の数量と売上金額のノルマが設定されていました。
それとは別に取引しているメーカーのキャンペーンによるノルマ追加が多々ありました。
売上に関するノルマは、その時の時勢や経済状況に左右されるケースが多く到達する月もあれば達成できない月もあった為特段意識することはありませんでした。
ただ自社製品の販売ノルマに関しては、達成できなければ評価に大きく響き減給等もありました。
給与に関してはノルマやキャンペーンで実績を上げることにより、成績を少しでも上げて給与に直結する様に努力しました。
商品のPR一つにしても、実際に実物を見せたり商品の特徴をしっかりと説明できるようにしていました。
また、そのようなキャンペーンにお客様が協力してもらえる様普段のコミュニケーションをとるように心がけていました。
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最終的には内装資材の営業の仕事を辞めました
辞めたきっかけはヘルニアの悪化により腰だけでなく他の部位に痛みがでてきたこと、将来の生活を考えた時に子供との時間がなかなか取れなかったことが理由です。
子供が起きる前に出社し、寝ている時に帰ってくる生活ではなく、子供との触れ合う時間を作るために退職しました。
退職前に内定が出て、退職後その会社に入社しました。
業界は違うものの営業職としての採用だった為、期待を胸に入社しました。
ですが実際は営業としてでることはあまりなく、どちらかというと事務員のような扱いを受けています。
またパワハラもあり、鬱寸前の所まできています。
当時はいい会社から内定が出たと喜んでいましたが、入ってみれば全く違いました。
私の会社研究不足ではありますが非常に後悔しています。
再転職したいものの、半年での転職に不安を覚えています。
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営業の仕事から転職しようか悩んでいるあなたへ
仕事というのは最初に入った会社が全てではありません。
その会社に合う人もいれば合わない人もいます。
無理して続ける必要もありませんが、転職というのは非常に体力も神経も使います。
安易な考えで転職すれば必ず後悔します。
もし続けるのであれば嫌なこともありますが、その経験が後々活きてきます。
転職を決意されたのであれば企業研究を疎かにしないこと、孤独に負けない様にすることが大切です。
どのような決断であれ、自身の健康と幸せが一番です。
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