宝飾店店員を辞めたい。ノルマ地獄で大変です。28歳女性の体験談。

私は当時28歳の女で宝飾販売員をしていました
仕事内容としては、来店客に結婚指輪や婚約指輪、誕生日記念品に時計やジュエルを販売する担当でした。数十万円から数百万円、数千万円といった大きなお買い物をするお客様にベストのジュエリーを提案し、何度かご来店いただいた中で、提案→選択→購入→アフターサービスとご案内をするお仕事です。

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宝飾販売員のノルマの内容

私の会社のノルマは、毎月予算が個人とチーム別で与えられ、1人300万円以上を7〜8人のチームで2500万〜3000万円といったチーム予算でした。毎日数字とも戦い。店舗だけではクリアできないので、閉店後のイベントや、年間を通して2、3回開催されるイベントで高額販売を目指し、日頃から常連のお客様との関係構築に努めました。予算を店舗の25名で達成できると、3ヶ月ごとのインセンティブにも反映するため、それはそれは、みんな必死でした。

私はノルマ達成するために、月間の予算を日別に計算して、毎日常に予算を達成するために、お客様にご来店いただく為のお電話から、お手紙の発送、そして、記念日にはお花やカードをお届けしたりと、隙間の時間をいかして、取り組みました。

ノルマが達成しなかった場合は、3ヶ月ごとのインセンティブがもらえない、そして、ボーナスの額も下がります。年に一度の社員旅行も行けなくなったりと、会社のイベントがなくなることもありました。チームでも達成しないと、気まずかったです。リーダーとどうしたらまずは個人で達成できるかを考えたり、チームメイトで成功体験をシェアして、メンバー全員が個人達成できるよう、閉店後話し合いました。店舗として、ウェディングイベントを店舗での開催数を増やすこともありました。

私のノルマの達成状況は、85%は達成できても、チームとしては50%近いこともあるが多かったかなと思いまsj。インセンティブやボーナスが減っていき、店舗のモチベーションは次第に下がっていきました。リーマンショック後はお客様も高額品を購入されなくなったことも背景にありましたが、中国人のお客様に助けてもらうようになって、次第に売り上げ予算を達成できるとように戻りました。最終的には予算を達成し続けました。

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私が仕事を辞めようと思った理由

私が仕事を辞めようと思った具体的なことは、ノルマは達成できそうな人はさらに高くされていき、同時にバックオフィスでの事務作業も増えて、なかなか店頭に立つ時間が取れなくストレスを感じることが増えていきました。また、毎回自分が高くなっていく予算を達成しても、店舗の予算が高すぎて、達成できないため、お給料が上がっていきませんでした。そうすると、閉店後のイベント数がいっきに増えて、毎回お客様をご紹介する準備に追われ、同時に、就業時間が2〜3時間増えていき、店頭にに立っていても疲れが取れず、笑顔が消えていったのを覚えています。結婚指輪や婚約指輪も扱う、重大責任の仕事なので、自分が幸せでないと、お客様をハッピーにできないと思うようになって、スキルアップも兼ねて本社異動を決めました。

ノルマについては、常にアンフェアだと感じていました。大型店舗で世界一の売上を達成してたので、本社も必要以上に我々の店舗に頼る傾向がありました。大きな催事の前はプレッシャーで眠れないこともありました。でもメンバーには恵まれていたので、頑張れていたと思います。職場の雰囲気は、プレッシャーのなかでも、和気藹々と楽しかった方だと思います。それでも、個人達成すればするほどノルマを課され、昇格は決して予算達成とは連動してなかったので、それに関しては残念に思いました。

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結局本社異動となり退職せずに済みました。

社内異動ができなかったら辞めようと思ってましたが、運良くも本社異動が叶い辞めなくて良くなりました。現場での成長はこれ以上はなかなか難しいと思いましたが、大好きなブランドで引き続き働きたいと思いました。
本部署異動してからしばらくして、店長が変わってさらにスパルタになり、スタッフは半年で半分以上退職してしまいました。
あの時点で異動してなかったら、さらに辛い状況だったのでタイミングはギリギリ良かったと思ってます。商品は大好きなブランドなので辞めなくて良かったと思います。異動して視野が広くなり、仕事内容も楽しくなりました。その後の仕事でも、現場での経験は活かせたので、そういう意味では、最初に辛い体験をしておいて良かったと思います。

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ノルマに追われて辛いと感じているあなたへ

もう十分頑張っていると思います。その経験は今後いろんなところで役立つから、無理しすぎないでいいと思います。体調崩さないようにしてください。個人達成してもチームや店舗で予算達成できないことは、ストレスだと思います。でも、1人で無理するのではなく、達成できないで悩んでるチームメイトを育成することも、あなたの成長につながるはずです。チームとして、どう助け合えばいいか、フォローしあえばいいか、もっと話し合ってみてくださいね。

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