MRのノルマがきつい。退職しましたが今は少し後悔しています。26歳女性体験談。

 

               
             
坂本

坂本

こんにちは!管理人の坂本です。

私は元々銀行員していました。

ちなみに、私の転職体験談はこちらです。
参考:転職に失敗した私がホワイト企業へ転職を成功させた話

先日知り合いのMRをされていた方に、転職のことについて話を聞いてきたのでご紹介します。

転職を考えているMRの方は必見の内容だと思いますよ。

では、さっそくどうぞ↓↓↓

 

私は当時26歳女で医薬品の営業(MR)をしていました。

仕事内容としては、病医院や薬局に対して、自社医薬品の情報を提供し、同時に現場での処方に関する情報を収集することが主な仕事でした。

当然その活動を通じて、自社品の処方を拡大することが求められます。

実際に医薬品の処方に対して最も強く権利を持つのは医師ですので、医師に会い、自社品を紹介し、実際に使っていただくというのが私の仕事でした。

サイト管理人坂本がホワイト企業へ転職した話はコチラ>>>

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私の製薬会社でのMRとしてのきついノルマの内容

私の会社のノルマは、自社医薬品の売り上げ金額で示されていました。ノルマは1年間でのトータル売り上げ額として定められています。

私の会社の場合は、いくつかの評価対象品目があり、その品目毎にノルマが設定されています。

実際の評価は、品目毎のノルマ達成率と、全評価対象品目を合計した際の達成率とを総合的に勘案して決定されます。

ノルマの額は各品目の価格に左右されますのでピンキリですが、当時一番の主力品は年間で1人当たり1億円ほどの額がノルマになっていました。

当時の私でいうと、年間の全品目合計ノルマが2億円超となります。

私はノルマ達成するために、年間を通じて無理なく計画的に売り上げを積み重ねていくよう、上司や先輩から指導されていました。

年額で見ると大変大きなノルマに見えたのですが、それを月別に割ってシミュレーションしてみれば、確かに非現実的な数字でもありません。

ただ、シミュレーションは所詮机上の空論、実際は1ヶ月の売り上げが予測を下回ることも多々あります。

その場合はなるべく早い段階で、その不足分をカバーするよう、販促イベントを増やすなどの対策をしていました。

ノルマが達成しなかった場合は、場合によっては翌年の収入が減少します。

年収の内訳が固定給分プラスαで構成されており、そのプラスα部分が前年のノルマ達成度合などによって増減する仕組みだったためです。

ただ、例えば個人だけでなく全社的に売り上げ目標に対する達成率が悪い場合もあります。

その時は、収入増減を決める基準達成率も引き下げられるため、ノルマ達成率が100%を下回ったからと言って、必ずしも収入ダウンに直結するわけではありませんでした。

私のノルマの達成状況は、もちろん良い時も悪い時もありましたが、毎年分をならすと概ね全社平均並みというところでした。

扱っていた製品の特性上、どんなに営業担当(MR)が頑張ったところで、お使いいただける状況が限定されていたり、処方対象となる方がある程度決まってしまったりするため、売り上げに個人差が比較的出にくかったのかもしれません。

また、個人のノルマを決める際には、まず全社的な売り上げ目標が設定され、それを社員1人1人レベルまでブレイクダウンしていくのですが、全社の目標自体が大きすぎたり小さすぎたりする年度もありました。

その際は前に書いた通り、給料を下げるための基準自体が緩くなるため、ノルマ非達成でも嘆き悲しむほど給料が少なかったということはありませんでした。

逆も然りで、個人でノルマを大きく達成しても、全社的な売り上げ状況などである程度相殺され、正直そこまで給料への影響は大きくなかったと思っています。

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私がきついMRを退職しようと思った理由

ノルマが辛くて辞めようと思った具体的なことは、「これって意味がないんじゃないか」と思うようなやり方を指導されたことです。

そもそも私たちが扱っていたのは医薬品ですから、一番大事なのは患者が安全に使えて、使うことでより健康・より幸せになる、ということのはずです。

ですから、個人のノルマに届かなそうな時、上司から

「年度明けに返品されても良いから、客先に頼み込んで買ってもらえ」

と言われて、すごく違和感がありました。

それって患者や医師にとって何のメリットもない、単なるこちらの都合じゃないか、と思ってしまいました。

ただ、私も会社からお金をもらって働いている以上、「患者のために」という自分の信念を言っているだけではダメだというのも頭ではわかっていたつもりです。

会社は、自社医薬品を期待通りまたはそれ以上に売ってくる私に対して報酬を払っているのだと、自分に言い聞かせてはいたのですが…

ノルマ未達の可能性と直面するたびに、

「会社のために売ってこい」
という上司の言葉と、

「患者のためにならないことをするな」
という自分の気持ちとのどちらに従って良いか分からず、鬱々とした気分になりました。

ノルマについては、なければ良いのにと思っていました。

一方で、良いペースでノルマ達成に向かっている時は、その数字を見て心が高まったのもまた事実です。

ノルマが無ければ私は何もしなかったんじゃないかと思うので、今となってはノルマはやはり営業職にとって必要なものなのかなと考えたりもします。

年度末は職場の中でも、早々にノルマを達成した人・最後のひと月にノルマ達成可否がかかっている人・あまりにも成績が悪くて諦めモードの人…と色々な社員が出てきます。

何より上司はさらに上からもプレッシャーがかかるのでしょう、大変ピリピリしていて、一刻も早く年度が終わって欲しいと毎年思っていました。

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結局MRは辞めました。少し後悔しています。

一時期の「絶対に辞めてやる」という気持ちが落ち着いてきた頃になって夫の急な転勤が決まり、それを機に辞職の決断をしました。

今まではノルマに苦しみながらも、会社の福利厚生の良さ・待遇の良さなどに後ろ髪を引かれ、なかなか退転職の決意ができませんでした。

ですが、いざ夫の転勤の話が出ると、一気に心の糸が切れてしまって、離職に至りました。

辞めてからしばらく経ちますが、今はまだ仕事をしていません。
離職して正解だったかどうかは、正直何とも言えません。

精神的にはとても良かったと思います。

辞めてからは寝起きも良いですし、慢性的な頭痛や肩こりも解消されました。自分でも性格が穏やかになったことを感じます。

それだけでも私個人的には辞めたメリットはあったかなと思います。

ただ、現実的なことを考えるとどうでしょう。

新卒で営業職になり、そのまま辞めてしまったので再就職は大変不安です。

武器になるような資格もない割に、「もうあのノルマ・ストレス生活には戻りたくない」と過度に慎重になってしまいます。

これからお金もどんどんかかる年代だと考えると、休職や異動という選択を取ってでも何とか会社にしがみついておけば良かったかなと思う時もあります。

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MRが辛いと思っているあなたへ

人生なんとかなる、と思いましょう。

と言うよりも、私自身がそう思わなければ落ち込んでしまいそうです。

ノルマのある営業職は、精神的なプレッシャーもありますが、例えば営業手当や営業ツールの支給など、金銭・物資的には恵まれているケースもあるかなと思います。

「働いてお金を得る」ことに関しては、自分個人の欲求を全て叶えるのが、理想ではありますが難しいかもしれません。

ですから、プレッシャーを感じず金儲けもするにはどうすれば良いか、と考えるより、一度思い切ってどちらかを捨ててみても良いのでは。

もちろん私のように衝動的に仕事を辞めてから後悔するパターンもあります。ただ、これさえも辞めなければわからなかったことだと思うのです。

もし今後また営業職に復帰することがあれば、今度はまた違う心持ちで働けそうな気がしています。

今「ノルマが辛い。でも辞めたら先が見えない」と悩んでいる時間ももったいないかもしれません。

ある意味一度「諦めて」、心の赴くままに動いてみてもきっと何とかなるはずです。
と、私は思いたい…

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MRが転職して後悔しないために

今回の問題点は、

 

・ノルマ

 

の1点です。

本来MRであれば、ノルマ以外にも医者との関係や他のMRや上司との関係に悩む人も多いですが、この方の場合は、他の面では比較的恵まれている方だと思います。

ノルマがある代わりに、他の部分が充実しているので、ブラック企業とまで言えないです。

ですが、

営業というのはやはり向き不向きがあります。

あれを乗り切れるというメンタルや気概のある方なら続けても問題ないですが、実際精神的に病んでしまう方もいます。

そうなってからでは、遅いです。

精神に支障をきたすと人生レべルでダメージを受けます。

だからもしあなたが今辛いと考えいるのなら、他の会社、業界、業種、職種を知ることから始めましょう。

耐えることは大切ですが、本当に堪え難い状況であれば、逃げるのもありだと個人的には思います。

その判断基準としては、他の人、他の会社と比較するということが何より重要です。

職場以外のいろんな人に話を聞いてもらってください、そしていろんな人の話を聞いてみてください。

それでも明らかにあなたの状況がおかしいと分かれば、転職活動をしてみて他の会社はどうなんだろうと見てみるのがオススメです。

MRの方が転職活動するのなら、営業としての転職もしくは未経験の転職になるので、私がオススメする転職サービスはリクルートエージェントです。

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ですが、リクルートエージェントは大手なのでそういった外れに当たる確率が低いです。

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今や転職はエージェントを利用するのが当たり前の時代です。

そしてその時に重要なのは、いかに担当者を信頼できるかです。

そういった意味ではリクルートエージェントは信頼できる担当者に当たる確率が非常に高いので、転職活動が成功する確率がグッと上がります。

そして実際にリクルートのエージェントにあって転職相談するとかなり親身になって、アドバイスをしてくれます。

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正直、このパワーは使わないともったいないです。

自分一人で転職活動をすると、やっぱり心が折れます。

また、初回面談に行ったからといって必ずそこで転職を決めなければならないなんてこともありません。

むしろ

自分はこの会社から転職すべきなのか?
転職できるいい企業はないか?

といった相談も無料で受け付けているので、今の会社で働いていて悩んでいる方は一度相談に行ってみるといいですよ。

 

今は辛いでしょうけど、転職エージェントに一度相談するのをオススメします。

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