持ち帰り残業増加も労働時間、賃金への反映なし！マッサージ店セラピストが受けたパワハラの実態！

私は29歳の女でマッサージ店のセラピストをしていました。
仕事内容としては、受付業務、施術が主な仕事です。
体をほぐすだけではなく、お客様とお話しすることも多いです。
正社員だったので、DM作成や顧客分析もしていました。

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持ち帰り残業増加で、実質労働時間増加。。。

私は民間のマッサージ店で正社員として働いていました。
マッサージ店というだけで拘束時間は長く、長時間労働を強いられるのは普通の業界です。
店の売り上げが悪く、節約のため、DMやイベント開催に伴う内職、データ入力など、パソコンを使う仕事が多くなりました。
施術の合間に仕事をしていましたが、スタッフ数が少なく、残業をして行なっていました。

2016年、労働時間が問題となってから残業が思うように出来なくなりました。
実際の仕事が減り、残業が無くなった訳ではなく、自宅残業が多くなっただけで、家に帰ることが辛くなっただけです。

もちろん、私一人だけではなく、店長を初め、正社員はみんな仕事を持ち帰ってやっていました。
どんどん心に余裕が無くなってしまい、店の空気は悪くなる一方です。
「これだけ働いたのにお金が貰えない」いわゆるワーキングプアに陥ってしまったことを受け入れずにいました。

働いたら働いた分だけお給料が貰えるアルバイトさんが羨ましく、時に恨めしく思ってしまい、アルバイトさんが少し休んでいるだけでキツく当たるようになってしまいました。
良くないとわかりつつ、そんなことをする自分が嫌いだと思っていても、どうしてもイライラしてしまう、ということにまたストレスを感じ苛立ってしまっていました。

自宅残業が始まって２ヶ月ほどして、店長がスタッフにパワーハラスメントをするようになり、私もパワハラを受けるようになりました。
店長がいつ不機嫌になり、いつ言葉尻を取られ怒られるかがわからないことに不安を覚えるようになりました。

家で仕事をしても仕事をしても却下され、睡眠時間は３時間になりました。
自分が被害に遭っていても、正社員でかつ歴も長かったことから他のスタッフを守る立場に行かねばならず、誰にも相談は出来ません。

新しいメニューの提案書も、みんなの前で大声でダメ出しをされ、いかに無能かを指摘されたことがあります。
指示を受けていないことでも先読みしてある程度動かなければ、

「どうしてそんなこともわからないんだ。」
「1から10まで言わなければわからないのか。」

と言われてしまいます。
かといって先読みが外れてしまった場合は、

「余計なことをするな、黙って言われた通りにしろ」

と言われるので、その日の運試しのようなものでした。

いつからか、出勤しただけで吐き気がするようになり、頭痛に襲われるようになりました。
朝起きるだけでも時間がかかるため、アラームは起床時間よりだいぶ前にセットした分、より一層睡眠時間がなくなってしまいました。
成績も落ち始めてから、接客のクオリティが下がっているのではと思い始めました。

しかし、だからといって何か改善策を考える余裕はありませんでした。
ただただプロ失格だなと思い、お客様とどう接して良いかがわからず、だんだんと仕事が怖くなってしまいました。

夫から様子がおかしいと指摘され、退社を勧められた時に、仕事を辞めても良いんだという許しに安心し、涙したのを覚えています。
自由になりたい、その一心で退社に至りました。

現状を打破するため色々と考えましたが、店長がリラクゼーション事業部の部長も兼任、かつ社長の秘蔵っ子のため、最初っから全てを諦めてしまいました。
今にして思えば労働基準法違反として、しかるべき場所に訴えるなり相談するなりすれば良かったと思っています。

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労働時間増加、賃金への反映なし。パワハラ、、、退職しました。

家残業で睡眠時間が取れなかったのは、肉体的にも精神的にも辛かったです。何を言われても傷つくようになりました。
急に悪化した環境についていけず、同僚も人が変わったようになってしまったのも悲しかったです。
色々な要因があいまって精神的に参ってしまい、退社に至りました。

しばらくは寝込んでしまいました。
何をする気力もなかったので、ひたすら休んでいました。
今は転職して、まったりとセラピストをしています。
とても気が楽で、もっと施術したいと思えたのはとても久しぶりでした。
お店のためにもっと良くしたいという気持ちが生まれ、スタッフとミーティングを重ね、前向きになれています。
退職して本当に良かったです。
きちんとした生活を送れるってなんて素晴らしいんだろうと思いました。
今が幸せです。

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膨大な仕事量や上司からのパワハラで悩んでいるあなたへ

まず、あなたは絶対に悪くありません。
今までとても頑張って頑張って、頑張りすぎたんです。
今はその環境から逃げて、自分を大事にしてあげてほしいです。
逃げることは恥ずかしいことではありません。
これも勇気のひとつです。
世界はとても広く、少し踏み出せば自分の知らない世界があります。
わざわざ自分を苦しめる必要なんてないんです。
まずは自分のために泣いて、そして笑うために何をすれば良いのかを、ゆっくり考えていきましょう。