新卒SEで辛い、退職したいあなたへ!退職後私は後悔ありません。25歳男性の体験談。

 

               
             

 

私は当時25歳の男でITのシステムエンジニアをしていました。新卒で入社し、1年半ほど働きました。 お客様から頂いた資料や仕様書から、プログラムの構築、プログラムの構造を簡単に説明する資料の作成、デバッグ作業、デバッグ作業の結果をまとめる業務までを担当していました。新人だったこともあり、印刷や会議室の予約などの雑務も行っていました。

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私がシステムエンジニアを退職しようと思った理由

退職理由としては、主に長時間の労働時間と上司からの圧力が原因でした。
人手不足や私自身の技術不足、お客様からの無茶な要望などが積み重なり、残業時間は平均で月に100時間程でした。その上、みなし残業という制度により、残業代が20時間相当しか支払われなかったのも辛かったです。違う部署で働いていた同僚は、いつも定時頃に退社していたようですが、お給料は同額でした。

当初、お客様の会社に常駐して、お仕事をさせて頂く環境でした。その会社の取り組みで月に1度だけ定時で退社する制度がありましたが、納期の関係もあり、私が所属していたチームは、何度もその制度を無視する形を取らざるを得ない状況でした。
休日出勤も月に2日程度あり、予定が崩れることもありました。平日でも休日でも出勤した日は、終電に乗って帰宅することが普通になり、大体自宅に到着するころには、夜中の1時くらいでした。

上司に関しては、決して悪い人ではありませんでした。飲み会では面白い話をしてくれたり、現状を改善する方針をいつも考えている優秀な上司でした。しかしながら、会社が小さいせいか、新卒の人が珍しかったからなのか、私への教育及び指導には、かなり力を入れているように思えました。力を入れるがあまり、日々その指導が繰り返される中で、気の弱い私は精神的に追い詰められていきました。この上司のもとで働くことになった時は、懇切丁寧に教えて頂いておりました。しかし、1か月くらいすると普段ミスが多く、教えてもらったことを忘れてしまう私に対して、「お前、何ができんの」「いいよもう。好きなようにしたら」と言われるようになりました。

私自身にも勉強不足な面があったり、作業が遅いなどの多々問題を抱えていることは承知しておりましたが、どうも私は上司の言う余計な一言に耐えられませんでした。また、業務の大変さ、仕事の内容、会社の方針に対する将来への不満を感じ始め、それらも退社するきっかけに繋がっていたように思います。

退職の意向を伝える前の1ヶ月間は、3日に1回は出社前に嘔吐している有様でした。業務中にトイレにいって、泣き崩れたことも数回ありました。友人にこれらのことを相談した際は、「マジで辞めたほうがいい。死ぬぞ」と言われたこともありました。
もちろん毎日毎日夜遅く帰ってくることを知っている母にも心配されるようになり、新卒で入社して1年半という短さで退職する結果となりました。
今振りかえって考えてみても、私の行動やチームの体制は異常と言って差し支えありません。

それでもなんとか頑張ろうと、仕事を早く終わらせるために出社時間を1時間早めました。
他にも無理を承知で上司に早めに帰ることができないかと相談しましたが、却下されました。チームが大変な状況なので、この対応は当然でした。
精神面に対しては、精神安定剤を試してみましたが、効果はありませんでした。

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結局今後さらに忙しくなることが分かり退職のきっかけとなりました。

日々忙しい状態でしたが、今後の予定が決まり始め、さらに忙しくなることを知り、「とても私には耐えられそうにない」と思ったためです。
友達や両親に相談した結果が、「退社したほうが良い」という意見で全会一致したことも理由の一つです。

退職後、転職エージェントを通して、転職活動を行いました。
退職して3週間後に工場で働くことになりました。慣れない立ちっぱなしの業務や覚えることも多く、業務の早さについていくことが難しい状況が続きました。
半年ほど契約社員として働かせて頂きましたが、薬品を扱う安全面に不満があり、改善される見込みもなかったため、最近退職し、今に至ります。
ITの会社を退職したこと自体は、全く後悔しておりません。今も転職活動中ではありますが、自分に合う仕事を探していきたいです。

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新卒で入社して辛いと感じているあなたへ

父には「せめて、3年は同じところで働け」とよく言われました。世間でも似たようなことを言うことがあるそうです。
私はこの意見に関しては反対です。実際、私は新卒で入社して、1年半で退職していますし、それでよかったと思っています。
2年ほど社会人を経験しておりますが、確かに理不尽なこと、納得がいかないことがあるのはどこの会社も同じです。
でも、「明らかにこの会社はおかしい」と、正直な気持ちで感じた場合、早めに退職することも選択肢の一つです。

             

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